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2010年2月:モスクワ市街の携帯電話、料金精算端末 [旅 - ロシア【飲食物販】]

ロシアでは、沢山の事件が起き、昨年では130万件に上る、未解決事件が山積。
さらには、その未解決事件には2千件近い殺人事件が含まれていると言うから、驚きだ。
そんな、機能が低下している警察組織をメドベージェフ大統領が改革しようと、動き出している。

広いロシア領土では、内務省に所属する約92万人もの警察官が居る。
街中では良く警察官の姿を目にするも、あまりマジメには働いて居ないイメージもある。
背景には、警察という規律を正すべき立場ながら、給与面などでは冷遇されていることも一因の様だ。

自由経済の滲透が進むロシアには、良い面も、悪い面も散見される。
警察官の給料は、日本円で3~5万程度で、民間の一般人の生活レベル差が広がっている。
今まで以上に収入格差が広がることにより、モラルの低下が発生。

市民や観光客に難癖を付け、小遣い稼ぎにワイロを要求する不良警官も多く見受けられる。
昨年だけでも、約1万5千件もの警察官による収賄事件が発生している、異常事態。
発見され、摘発された件数だから、こんなのは氷山の一角に過ぎないのだろう。

そんな不良警官と見なされた、全体の約2割に当たる約18万4千人をリストラしようと動いている。
なんと、リストラした人の給与分を、残った人に割り振りし直すことで、待遇改善を図るとのこと。
コレを1年でやり遂げようと言うのだから、大変なことになりそうだ。

このリストラにより、警察組織の浄化が進み、果たして良い警察官が増えるのであろうか・・・
18万人もの失業者が発生するだけに、治安の悪化が起きないか逆に心配にもなる。
特に、解雇相当と評価される人々が放たれるだけに、不安要素が高い気がする。

DSCN2518.JPG

モスクワは、思ったよりも治安が良いのか、悪いのか、イマイチつかめない。
普通に、市街の至る所で、歩道などに携帯の料金などを支払える端末が立っている。
端末荒らしが発生しないのか、不思議でならないが、こんな混沌とした風景が広がっている。

やっぱり、ロシアは奥が深いかも。
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